修羅部署での業務は、出向先の先輩(=しごでき先輩)と、
概ね半々で分担されており、
状況に応じて互いにフォローする体制でした。
担当の分担としては、出向先の責任者(=軍曹)の仕事は、
主にしごでき先輩が対応し、
それ以外の担当者からの仕事については私が対応することが多い状況でした。
軍曹の仕事については、明確に指示されているわけではありませんが、
しごでき先輩が対応することが求められているような空気がありました。
そのため、しごでき先輩が対応を引き受けているいましたが、
対応が難しい場合には、私が担当することもありました。
他の担当者からの依頼については、
どちらが対応してくれてもいいですよ、という感じでした。
こうした状況の中で、いくつかの出来事がありました。
従来の方法で対応していても
ある日、軍曹の電話が鳴りました。
軍曹が電話を取ります。
私の席から軍曹の顔は見えますが、
普段は会話の内容までは聞こえない距離です。
ただ、このときははっきりと聞こえてきました。
「そんなわけないだろ!間違っているわけがない!!」
周りの人たちは、一瞬だけ軍曹の方を見ますが、何事もなかったかのように、
いつも通り業務が続いていました。これが日常です。
電話を切ったあと、軍曹はこちらに向かって歩いてきました。
無言でしたが、表情から怒っていることが伝わってきました。
私は別の仕事をしていましたが、軍曹は私のところへ来るなり、
「なんでこんなことになってるんだ!」
私は、これまで教えられてきた方法で行っていました。
手順が間違っていたのかな、と思いつつ、その場でもう一度作業しました。
しかし結果は変わりませんでした。
軍曹は「もういいわ!」と言って、しごでき先輩の席へ向かいました。
しごでき先輩は私の真横の席にいます。
軍曹が横で見ながら、しごでき先輩が同じ作業をしていました。
私は自分の席で仕事をしながら、その様子を見ていました。
しばらくして、軍曹が「わかった」と言い、私の方へ戻ってきました。
そして、こう言いわれました。
「なんでこの結果になるのか、どのシステムが正しいか今すぐ検証しろ!」
私は教えらえた方法を、そのまま行っていただけでしたが、
検証を行うよう指示されました。
そのとき、私は別の仕事の対応をしており、納期も迫っている状況でした。
しごでき先輩に相談しますが、私と同じ方法なので理由はわかりません。
いろいろと検証をしてみますが、解決できませんでした。
その後、しごでき先輩も手伝ってくれました。
軍曹に検証の結果を説明しにいきました。
時間にして30分程度だったと思いますが、
立ったままだったこともあって何時間にも感じ、
生きた心地はしませんでした。
最終的には「もういいわ」と言われ席に戻れましたが、
納得してもらった感じはありませんでした。
指示通りに対応していても
別の日のことです。
軍曹が電話で誰かと話していました。
その声は、こちらにもはっきり聞こえてきました。
「そんなわけないだろ」
電話を切ると、軍曹は私のところへ来ました。
「おい、なんでここがこれになっている!」
私は「指示通りに作成しました」と伝えました。
すると軍曹は、
「そんなわけないだろう、どうしてくれる!」
と強い口調で言いました。
そこからしばらくの間、一方的に指摘を受けました。
話が終わったあと、私は納得がいかず、
指示された資料をもう一度確認しました。
そこには、はっきりと指示が残っていました。
この作業は経験で判断できるものではなく、
指示に基づいて対応する内容でした。
私はその資料を持って軍曹のところへ行きました。
「この内容で指示をいただいています。」
そう伝えると、軍曹は何も言わず電話を掛けました。
電話口で、
「情報は日々変わるんだよ!」
というようなことを言っていました。
その後、私には
「すぐ直せ!」
と指示します。
それまでのやり取りに対する説明や、
強い口調での指摘に対するフォローはありませんでした。
指示通りに対応していても、指摘を受けることが多々ありました。
どこで何を言われるのか分からず、常に気を張っている状態でした。